【コラム】選手たちへの「声掛け」の大切さ 〜チーム代表より〜
本年4月からSFCジュニオール代表を務めております丸川です。今後、弊クラブのOB含む関係者にこうしたコラムを記載いただくことにいたしました。記念すべき第一回を書くことになり光栄です。
私は2002年に幣クラブが「セイント81」から「SFCジュニオール」と改称した年にコーチとして入団し、ジュニア、ジュニアユースの指導に20年以上携わってきました。この間、クラブも私自身も順風満帆であったわけではないですが、子供たちの成長する姿を見続けられる喜び、子供や親御さんたちと喜怒哀楽を共にできる楽しさの中で過ごすことができていることを本当に幸せだと感じています。
また、子供たちと触れ合い、向き合うことでこの年になっても様々な「気づき」があり、自分自身成長している実感があります。有難いことです。
さて、そんな私には、これだけ年月を重ねても「正解」もしくは「より良い解」を考えていることがあります。それは、指導者の選手たちへの「声掛け」についてです。
的確で選手の成長のためになる声掛けとはどんなものなのか?良く褒めて伸ばす、と言います。私もそう思っています。ただ、子供たちはみな性格が違い、コーチの言葉の捉え方も違うので、同じ褒め言葉をかけるだけではいけないし、時には(失敗を責めるというのではなく)よりよいプレーや動き方を言葉で教えなければなりません。教えすぎても(言葉にしすぎても)いけないし、言葉をかけなければわかってもらえないこともあるし・・・。どうしたら子供たちを委縮させることなく心から理解して実践してもらえるか?どういった場面でどのように伝えるのがよいのか??
今、私がこうなんだろうな、と思っているのは、「声掛け」の効果は普段の子供たちとの接し方によって変わってくる、ということです。大人でも普段理不尽なことばかり言っている上司の叱責なんていちいち聞いていられませんよね。普段から指導者として信頼されるような言動、態度であれば、「声掛け」についても(もし叱られたとしても)真摯に聴いてもらえるのでは?そのためにも日常の接し方は大事だな、と感じています。偉そうなこと言っても私自身聖人君子ではないので、実践できているかというとそんなことはないのですが・・・。
全ての場面での最適解はないかもしれません。でも子供たちみんながサッカーを楽しみながら成長し、各々の能力を最大限に発揮してもらえるような指導を目指して、クラブのコーチたちや関係者の皆さんとこれからも日々考え、悩み、実践していきたいと思っています。
これからもSFCジュニオールへのご声援をよろしくお願いいたします。
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